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暇文 暇なときに書いてみた文章

神出鬼没の自己言及

ジショの旅

さて、やっとこさ一回目である。
毎度のことながら更新する気が生まれなかったのだ。
「自分の体にムチを打ち」とはこの事ではないかと思える。
 
辞書は左手がわに置いてあった。既にカバーケースから出してある。
前から数えて5分の2程度。そこら辺のページを開いて見ることにした。
429ページ。
最初に目に飛び込んできたのは
「客」

客って言うとなんだろうなぁ。
自分は、中学校の頃に職業体験で近くの小売店で接客体験したことがあるんです。
時間にすると5時間ぐらいなもんですが、あれだけの短時間でも接客業の大変さってのは十分わかりましたね…
毎日仕事してらっしゃる方には、心から敬意、感謝です。
無茶な要求をする、モンスターカスタマーと呼ばれる方々の話も
ネットだのテレビだのでさんざん目にしていますから、自分もあのようにはなるまいと考えてますね。
いくら店員と客と言っても、他人同士なんですから最低限の敬意を持つべきでしょうよ。
そもそも店員だから下に見ていい、とかいう理論がまずおかしいですよ。
お客様は神様です」なんて言葉がありますが
それは店側目線の話であって、客が自分から名乗るものじゃあないですよね。
そもそも歴史上・経験上、自分から神だなんて名乗る人に碌な人はいませんしwww
 
客って言うと、上に書いたように「カスタマー」という意味で主に取りますが
「旅人」という意味も持つようです。
客死なんて言葉もありますね。旅路において死すということっす。
奥の細道の冒頭にも
「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」
(月日は百代というとても長い時間を過ぎ去っていく旅人のようなもので、その過ぎ去っていく1年も同様に旅人なのだ)
という文章があります。
客→どこかから訪ねてくる人→自分の故郷を離れ他所へ行く人→旅人
のような変形を遂げているのではないでしょうか。
まさに「ジショの旅」の幕開けには相応しい言葉だったと言えます。
辞書という一つの言葉の世界からすれば、自分も所詮「客」にしか過ぎぬ、ということでしょうか…
甘んじて、そのもてなしを受けることにしましょう。
それではまた次回、旅の続きを。