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暇文 暇なときに書いてみた文章

神出鬼没の自己言及

「ガールズ&パンツァー」は天啓である

今更ながらガルパンにめちゃくちゃハマった。Amazonプライム会員が無料で使えるAmazonビデオと言うサービスで、テレビシリーズが全話視聴可能*1だったので、ちょうど一ヶ月ぐらい前の休みの日を利用して一気見したら即堕ちした。姫騎士並みの速さである。

実は3月ぐらいに一度1話だけ見て、その当時は「ほーん」という感じで可もなく不可もなくだなあと思っていたのだが、一気に見たらこうなった。シリーズが進むに連れて盛り上がるタイプの作品であることは間違いない。

そこからはもうお察しの通りで、結局テレビシリーズは何周も見たし、劇場版も3回見た。立川も4DXも行った。ドラマCDも聞いた。ブルーレイはまだ買ってない、すまない。スタッフお疲れ様本も買い逃した、つらい。というわけで世間で言うところのガルパンおじさんと化してしまった。できればお兄さんと呼んでほしい。

よって本記事のタイトルにあるようなことを平気で言う人間となってしまったわけだ。ガルパンはここまで人を変えてしまうのか。本記事は個人的に考える「ガルパンのここが天啓ポイント高い!」という要素を10個ほど書いておく。

 

 

1. 王道部活モノはどうやったって熱い

言うなればスポ根。並み居る強豪校を戦術とチームワークで打ち破る展開に燃えない人がいますか。よく考えると、全体として部活ものである作品の中に、更にバレー部という「部活」「熱血」のシンボルが入ってるのはなんか再帰的だなあ。

 

2. みんな良い子

悪い人がいない。そりゃそうだ。戦車道は武道なんだから正々堂々が基本だし、対戦相手であって「敵」ではない。アリサの無線傍受はルール的には反則じゃないからセーフ(震え声) 話を元に戻すと、あの「戦いが終わればいがみ合うことなく互いに認め合う」というさっぱり感が最高に気持ちいい。サンダース戦後のケイが言った「これは戦争じゃなくて戦車道」という趣旨の台詞が全てである。

 

3. ダージリン

ダージリンは最高のキャラだと思う。いかにも強キャラ感醸し出して出てきた人が、主人公たちの戦術に翻弄されて「おやりになるわね……!」とか焦ってるのに、そのまま実際強いってなかなか無いパターンじゃねえか。結局テレビシリーズ、劇場版通して大洗に対して負けがない。つまり西住みほに対しての相性が非常に良い。強い。大会始まったら戦いの解説役になっているのに解説の内容が何言ってるんだかわからない。そもそもそのいちいち並べてる衝立てはなんなんだ。ペコと二人であの衝立てと椅子とテーブル用意してるの想像すると面白すぎる。格言ばっかり言うし、格言の出典が幅広すぎる。野村克也ってどうした。大体風呂場で普通に紅茶飲むかお前。要するに突っ込みどころが多すぎる。その突っ込みどころの全てが愛すべきポイントとなりうるのが、ダー様の凄いところなんだなあ(詠嘆)

 

4. 会長・角谷杏

 会長はまさに昼行灯の代名詞という感じで、普段は干し芋食ってるわ、戦車の中じゃ桃ちゃんに仕事丸投げだわ、あんた何してんだ少しは働けと言いたいぐらいだが、大洗女子学園を想う気持ちは誰にも負けないし学校を守るためにその実力を遺憾なく発揮する。例えばプラウダ戦で砲手として活躍する場面「どこで砲撃を覚えた?」と聞きたいぐらいの命中率。劇場版で廃校撤回のためなら戦車道連盟や文部科学省にも1人で乗り込んでいける胆力。そして大学選抜戦を譲歩として引き出すための政治力。なんかもう超人。凄い。このカリスマに惚れた。

 

5. まほとみほの関係性

尊い。なんだかんだ最高の仲良し姉妹である。お互いに戦車降りるとコミュニケーション能力が破綻してそうな部分があるので、結局壊れるほど愛しても3分の1も伝わらないことが多々ある。だから1話当時のみほからすれば「私の気持ちを考えてくれない」となってもおかしくはない。でも今はそんなこと無いから結局ハッピーエンドなんだよ。

 

6. アンツィオ名物鉄板ナポリタン

まずオリーブオイルはケチケチしなぁ~い、具は肉から火を通すぅ~

 

7. 「かーしまー」

「はい会長」

 

8. 西住みほという天才

本人は多分今でも「自分は戦車道に向いていない」と思ってるぐらいの節は受け取られる。ただ変わったのは、戦車道という競技に自分から望んで取り組んでいることであり、黒森峰時代とは違って戦車道の中に確実に自分の居場所、立ち位置を見つけ出せているところだと思う。元々みほの戦車道への忌避感というのも、みほが持っている才能、柔軟な作戦を用いて適材適所で隊員を生かしながら戦うことに長けた力というものが、西住流戦車道をドクトリンに据えた黒森峰と全くもって合わないものだったという不運から生まれた結果だろう。ガルパンテレビシリーズはこの天才・西住みほがいかにして自分の戦車道を作り上げていくかという道筋の物語であり、その過程で為される「人間的」な成長こそが物語を貫く一本筋だ。

 

9. 同志カチューシャ

シベリア送り25ルーブルよ! ところで劇場版ではすっかりロシア語わからないですふぇぇとなってしまったカチューシャだが、プラウダ戦で「カチューシャ」歌ってたのは一体なんだったんだろうか。他にも隊員からの無線に「Нет!」と返したりするけど、あれはロシア語の発音だけ覚えてて意味はよくわかってないぐらいの勢いなんだろうか。そんなカチューシャはノンナと高3で同学年だし、出身地も網走で一緒だし、実は幼なじみで小さいころから戦車道やってて地元から一番近い戦車道の強豪プラウダに二人で約束して入学したんだろうかとか考えると捗る。網走の出身だから二人だけになるとつい北海道弁が出てしまうんだろうかとか思うと良さが良い。

 

10. 逸見エリカ

ハンバァァァァアアアアアグ!!!!!!!!!!!!

(声張るなあこの人)

逸見に関しては何か言いたいことが色々あるのだがまだまとめられていないので、別に分けて書きたい。とりあえず今言えることとしては、ドラマCD vol.3のジャケットに描かれた「西住みほに対して笑顔で手を振る逸見エリカ」およびそのCDに収められたボイスドラマ内でのみほの「エリ……逸見さん」という発言が、逸見エリカという物語の全てに光を差し込ませる究極の心理であり、いわば逸見エリカ界の大統一理論といえる。

 

色々書きたいことはあるのだがこの辺にとどめておきたい。ガルパンというコンテンツは掘り下げることが多分にできるのでとても楽しい。散々ネタバレ満載の記事の終わりに書くのもどうかと思うが、まだ観てない人は是非観てほしいと思う。

それじゃピロシキ~ (ダスビダーニャ)

 

*1:6月30日までだったらしく今は利用不可になっている。残念。